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大阪産業大学と山東師範大学の共催で「第1回日中大学院生フォーラム:人文?社会?経済」が10月26日、山東師範大学の邵逸夫記念ホールで開催された。
今回のフォーラムは、日本国際交流基金などの資金援助を得て開かれたものであり、日本側から大阪市立大学、鹿児島大学、中国側から復旦大学をはじめ9つの大学より約70名の大学院生、若手研究者、専門家が参加した。
本学からは韓福相経済学研究科長と王京濱経済学部長をはじめ、5名の大学院生が参加した。
開幕式の挨拶で山東師範大学の趙彦修学長は、山東師範大学が経営している「済南中日交流の窓」、「和歌山の窓」などを通じて、山東師範大学の日中交流における貢献を紹介した。
日本の加藤英次首席領事は、今回のフォーラムが日中の若手研究者による理念の共有や現在の日中交流関係の改善に大きな意味をもつものと祝義を述べた。
引き続き行われた本学の王経済学部長は、日本では断絶することなく、継続して来た学術研究が開花し、その結果、とりわけ基礎研究分野において多くのノーベル賞受賞者が排出されつつあるとし、学術面における日中間の若手研究者の補完関係は重要であると指摘した。
さらに、本学の韓経済学研究科長は、「大学院での研究の有り方と大学院生への期待」とするタイトルで基調講演を行い、大学院で培った「綜合知」を利用して現在の様々な社会問題への対応は言うまでもなく、高度専門知識人として社会、経済、文化の発展に貢献してほしいと期待を寄せた。
午後には33名の大学院生、若手研究者が人文組、社会組、経済組の三つの分科会で日頃切磋琢磨してきた研究について報告し、有意義な議論が行われた。
研究報告の結果、本学経済学研究科博士後期課程に所属する王勇慷を始めとする六つの報告には優秀賞が授与された。
今回の大学院生フォーラムは先見的かつ革新的なものであり、大学院生の研究水準の向上や多様な学術交流の場を提供するという目的は大いに達成された。